読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

cuore こころの泉

40代、感じること。身体のこと、心のこと。

本棚の中

いつだったか「迷ったら本棚の中を見るといい。」と言われたことがあります。

そう言われてドキっとした。
迷っていたから、その言葉が刺さったのだ。

その人は続けてこう言った。
「本棚には好きな本が並んでるだろ。それは紛れもなくあなたが好きなことのはず。」

まさに、そのとおり。
古本屋に売ってしまった本もあるけれど、好きな本は手放さない。だから、好きな本しかわたしの本棚にはない。
うちには、一人暮らしに似つかわしくない大きな本棚がある。その本棚の大半を占めていたのは食べることに関する本ばかりだった。
レシピ本はもちろん、食がテーマの小説に食に関する雑誌、更にはマクロビや玄米菜食、食べ方の本まである。

本棚を眺めていたら、少し泣けた。
わたしがここにいたと思った。

子どもの頃から台所が大好きで、ご飯の支度をする母の周りをうろちょろしていた。ご飯が作られていく過程を眺めるのが大好きだったのだ。まるで魔法みたいと思ってた。

大人になって、食を学ぶと、食から健康へ、更には心理学へと興味は膨らんでいった。
身体と心は繋がっている。その思いから心理学を学んでいた。ちょうどその頃、言われたのがこの台詞だった。
心理学は一言では言い表せない、とてもとても深いもの。その学びに疲れていたのだと思う。

本棚にわたしの原点があった。すぐ側にあった。

やっぱり、嬉しくて少し泣ける。

だから、迷ったら本棚を眺めてみて。そこにはあなたの好きなものがあるから。
f:id:cuore11:20160214162612j:image